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香内医院

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インタビュー

――いま、私は地域にどんな貢献ができるのか、
   それを考えるのが医師としての原動力です。

父が築いてきた“地域の方々との結びつき” を受け継ぐ覚悟で、住み慣れた自宅で患者さまがゆっくりと過ごせるように在宅診療をはじめたという香内信明院長。先生が節目で下してきた決断からは、どれも、並々ならぬ責任感の強さが感じられます。

先生が医師を目指したきっかけを教えてください。

小さいころ、ドイツの精神科の医師だったクルト・シュナイダーや、世界で 活躍した細菌学者の野口英世など、医師として功績を立てた方の伝記を読んだことがきっかけでした。「彼らのように人の役に立ちたい」という憧れの気持ちが大きかったですね。また、医師である父親の姿がそれに重なり、私も医師を目指しました。

勤務医時代は、どんな患者さまを診療していたんですか?

都内にある大学病院の内科で、心臓や血管などの循環器疾患を中心に診ていました。循環器疾患というと、心筋梗塞や脳梗塞など、1秒が生死を分けるような病気も多い上に、判断力も求められとてもアクティブな現場でした。重篤な心臓病に取り組んでいる先輩たちを見ているうちに、彼らを目標にしながら自分の力を試してみたいという思いが湧き、そこに身を置いてみようと思いました。

どうして香内医院に戻られたのでしょうか?

父も高齢になり、少し疲れているようでしたし、はじめは父を手伝おうという気持ちでした。これまで私が経験してきた内科・循環器内科を香内医院で掲げる科目に加え、父と一緒に診療をおこなっていました。ただ、東京には自分の患者さまもいたので最初は行ったり来たりしつつ、正直なところ東京への未練も捨てきれずにいましたね。

すると、父がこれまで診てきた患者さまに対する責任というものを考えるようになってきました。このまま父がいなくなったら、彼が築いてきたものがすべてなくなってしまう……。次第に、父の意思を受け継ぐことができるのは自分しかいない、と思うようになったんです。結果、医院として何か地域に対する責任を果たせないかと考えて、この地に腰を落ち着けることにしたんです。

循環器内科での経験は、現在どのように役立っていると思いますか?

たとえば、動悸や息切れ、呼吸困難、胸の痛みなどは、一見循環器系の病気と思われるかもしれませんが、精神的なことで生じることも多いんです。逆もしかりで、別の医師に精神疾患を疑われて当院を紹介されたものの、実は循環器疾患だったということもあります。それくらい症状が似ているんですが、先入観を持たずにそれを正しく分析して、治療をおこなえるのは、循環器での経験がベースになっていると思います。

診療で先生が心がけていることを教えてください。

デイケアのほうは、1970年に開院したころから父がおこなっていた取り組みです。当時、精神科といえば入院治療がほとんど でしたが、父は通院治療で社会復帰を促すことを提唱していました。治療としてはよい 考えだと思いますが、経営としてはボランティアのような状態で、そこは私が立て直していまの形態にしました。

リハビリ施設は、高齢化社会を迎えるなか、なにか地域貢献ができないかと思い、父と相談しながら導入に踏み切りました。身体的なリハビリ として器具を使わずにできる筋トレをしたり、認知障害の患者さまには音楽療法で痛みや不安をやわらげたり、高齢者の自立の手助けをしています。

在宅診療についても、地域貢献への思いからおこなわれているのですか?

そうですね。町の開業医として、在宅診療は目を背けられない課題だと思っています。い ま、国が高齢者の医療費を抑えるために、病院のベッド数を減らそうと動いています。長期治療が必要な慢性期の患者さまは、自宅や介護施設に移さなければならなくなるでしょう。となると、今後在宅医療が重要になってきます。そこで、住み慣れた自宅で、最期まで生活するための支援を行う必要性があると感じ、数年前からはじめました。

医師としての責任を果たすため、さまざまな施策に取り組んでいる香内先生が、今後力を入れていきたいことはなんですか?

最近、診察をしていて感じるのは、小さな子どもを持つ母親や会社勤めの独身の方などに、うつ病を持つ若い世代が増えてきていることです。子どもの世話、仕事での重圧……、「これをやらなくちゃいけない」という考えに縛られることが多いからか、ストレスも多いのでしょう。そういう方たちに対するケアを充実させていきたいと思っています。